初代 Pico から 3 年、Raspberry Pi が小規模な組み込みプロジェクト向けマイコンボードの第 2 世代を投入した。Raspberry Pi Pico 2 である。ハードウェア面の進化を支えるのは、完全に自社開発された新しいマイコン RP2350 だ。
ひとことで言うと
マイコンとは、電子機器の内部に組み込まれ、そのプログラムを実行する小さなコンピューターのことだ。通常、ボードを選んだ時点でプロセッサーのファミリーも決まってしまう。RP2350 はその両方を載せている。Arm ファミリーと、命令セットが開かれた RISC-V ファミリーである。どちらを使うかはボードの起動時に開発者が決められ、必要なのは簡単なソフトウェア設定だけだ。両方のコアを 1 基ずつ同時に動かすこともできる。さらにメモリーは 2 倍になり、フォールトインジェクションに対するハードウェア保護も追加された。とはいえこれは組み込みプロジェクト向けの開発ボードであり、アーキテクチャの選択はエンジニアリング上の判断であって、一般向けの設定項目ではない。
ボードの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ボード | Raspberry Pi Pico 2、第 2 世代 |
| 前世代 | 初代 Pico、3 年前 |
| マイコン | RP2350、完全に自社開発 |
| アーキテクチャ | dual-core, dual-architecture |
| Arm コア | 150 MHz 動作のデュアルコア ARM Cortex-M33 |
| RISC-V コア | オープンソースのデュアルコア RISC-V Hazard3 |
| アーキテクチャの選択 | 起動時(ブート)に、簡単なソフトウェア設定だけで |
| SRAM | 520 KB、容量は 2 倍 |
| フラッシュメモリー | 2 倍 |
| ハードウェアセキュリティ | フォールトインジェクションへの追加的な緩和策 |
| 想定用途 | 小規模な組み込みプロジェクト |
選べるコアの組み合わせ
| 起動時に選ぶ構成 | 実行されるもの |
|---|---|
| すべて Arm | ARM Cortex-M33 コア 2 基 |
| すべて RISC-V | RISC-V Hazard3 コア 2 基 |
| 混在 | Arm コア 1 基と RISC-V コア 1 基を同時に |
何が変わるのか
SRAM とフラッシュメモリーが 2 倍になったことで、複雑なマシンコードを扱う余裕が増える。さらに RP2350 は、フォールトインジェクションに対するハードウェアセキュリティの緩和策を追加している。
出典
2026 年 8 月の事実確認監査で検証した参考文献です。本記事の記述を
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